こんにちは。砂糖醤油です。
今回は、ANAのトクたびマイルを利用して通常よりもかなりお得に行くことができた北海道の紋別市、サロマ湖、網走市について振り返っていきたいと思います。
紋別市・網走市の行程を迷っている方の参考にもなればうれしいです。
トクたびマイルとは?
「マイルはロマン」
先日友人が「仕事で飛行機に乗ってANAマイルが少しだけ溜まってるんだけど、
これ以上貯まらなそうだし、Tポイントにでも変えようかな。」
と言っていたのですが、多くのマイラー同様に私は全力で止めました。
「いやいやいや、待て待て。早まるな。そんなもったいないことを・・・」
どうやら陸マイラーとしてマイルを真剣に貯めている人はともかく、一般的には飛行機にさほど乗らないので、マイルは中途半端にしか貯まらないようなのですよね。
(マイルを貯めたい方はポイ活をオススメします!)
なので、「一万ちょっとしか溜まってないし、海外に行くには足りないからTポイントに」という結論になってしまうらしいのですが、それはモッタイナイ!
世界の共通語、「mottainai」です。
確かに、Tポイントは汎用性の高い素晴らしいポイントの1つです。
でも「マイルはロマン」。
新たな出会いや発見を提供してくれる可能性のある使い方をしたくありませんか?
可能性のある使い方をしたい、そう思ったあなたにおすすめなのが、表題の「トクたびマイル」なのです。
トクたびマイルの利用方法
ANAマイルを貯めている方にはお馴染みであろう「トクたびマイル」。
通常よりも少ないマイル数で国内特典航空券を取ることができるお得な制度です。
- 毎週火曜日の正午12時に対象路線が発表
- 毎週水曜日の0時に予約開始
- その週の木曜日から1週間の期間内で予約可能
最低片道マイルが3,000マイルからなので、例えば羽田ー富山が対象路線になった場合は、週末ふらりと日帰りでお寿司を食べに行く、なんてこともできてしまうのです!
羽田ー富山のレギュラーシーズンの必要マイル数は片道6,000マイル。
トクたびマイルなら半分の3,000マイルで発券できてしまいます!
これぞマイルの醍醐味。
我が金言「マイルはロマンだ」を味わえるマイルの最高の使い方の1つなのです。
私も週末特に予定のないときはトクたびマイルを活用して、ふらりと出かけたりしています。
おそらく、ANAの閑散便対策なのですが、一旅行者としてはとてもうれしいシステム。
とにかく、このトクたびマイルの素晴らしさを多くの方に、特にマイル初心者の方に知ってもらい、日本の良さを再発見してもらいたいなと思い、この記事を書くに至りました。
羽田から紋別へ
羽田ー紋別航路について
羽田ー紋別空港間は1日1便しかありません。
羽田10:45ー12:30紋別
紋別13:10ー15:10羽田
羽田から行った機材でそのまま帰ってくるパターンなのですが、羽田ー紋別間はプレミアムクラスの設定があり、ANAの修行僧には比較的人気の路線となっております。
羽田空港国内線ターミナル サテライト(別棟)について
2018年12月から運用開始された羽田空港第2ターミナルの施設です。
搭乗口が46〜48の人がサテライトを利用することになり、バスで移動します。
該当のチケットを持っていないと、サテライトは利用できません。
バスに乗る直前ですが、ゲートは作動していませんでした。形だけですかね。
この日の46〜48搭乗口を利用する路線ですが・・・
オホーツク紋別、鹿児島、鳥取、八丈島、徳島、高松などなど。
ご覧の通り、機材小さめの地方路線が多いですね。
バスは多少人数が集まれば出発するスタイルのようです。
サテライトに到着しました。
人がいないせいでより広々しているような気がします。
もちろんコンセントもあり。
サテライトの方が窓が大きく感じます。
椅子も色々な種類があり、PCを広げて作業している方もちらほらいらっしゃいました。
ANAプレミアム会員向け羽田空港国内線サテライト特典
以下の特典は2024年3月31日に終了しました。
今回は48搭乗口だったので、ANAプレミアム会員向けの特典が使えました。
いわゆるサテライト特典とは・・・
羽田空港国内線で使えるANAプレミアム会員向けのサービス搭乗口が46~48番の時だけ利用可能保安検査の黄色い紙(ステータスがわかるもの)をレジで見せる46番ゲート側のANA FESTAで1,000円分のクーポンになる出発時刻の15分前までしか適用されない【重要】
サテライト(別棟)にはラウンジがないので、代替サービスだと思うのですが、これはうれしい特典ですね!!
あまり大きい店舗ではないのですが、東京土産やビールやペットボトルの飲み物、お菓子、空弁なども売っています。
飛行機内でちょっと食べるおやつなども変えたりしますので、ラウンジよりもむしろ当たりかもしれません。
当初はキャンペーンとして期間限定の運用だったようで、記載があったのですが、今はHPにも店内にも記載が見当たりません。
念の為レジの方に確認したところ「しばらくは継続するサービス」とのことだったので、安心して突撃してみてください(2022年9月時点)。
なお、出発時刻の15分前までしか適用されないというのもレジの方に教えてもらったので、特典を使いたい方は早めにバスに乗りましょう(2023年1月時点)。
羽田ー紋別編1日目
紋別空港から紋別市内へ
今回は予約が遅かったのと、3連休に被ってしまったので、空港からのレンタカーは満車。
調べたところ、紋別市内なら空車があったので、市内に移動することにしました。
市内へは空港バスが出ており、なんと無料です!
10分と意外と近いですね。
飛行機の時間に合わせての運行なので、1日一本のみです。
羽田空港で、搭乗を取りやめた人がいたとのことで、飛行機が少し遅延したので、12:58にバスは出発。
空港内の係員の方の合図があってから出発する、とのことだったので、遅延するとハラハラすると思いますが、ご安心ください。
この日乗ったのは、5人程度。
みなさん車移動ですよね、そうですよね。
無事、市内に到着し、紋別プリンスホテル内にある「ニコニコレンタカー紋別本町店」で車を借りて出発しました。
ホテルの方が受付しているからなのか、とても丁寧で親切でした。
地方の場合、レンタカーは空港から借りるのが一番ですが(那覇は除く)、満車で借りられなかった場合、少し移動したりすると空いてたりするので、探してみる価値はありますよ。
早め早めに予約できる人には縁のないお話かもしれませんが・・・
ちなみに今回は空車が全然なくて選択肢がなかったので、喫煙車になってしまいました(涙)。車の消臭剤の匂いが苦手で車酔いしそうになるんですよね・・・
でも車種はまさかのクラウンが配車されました(笑)
旅行の時しか運転しないペーパードライバーなのに良い車があてがわれてしまい、笑ってしまいました。
普段は軽自動車ばかりなので、加速する時の滑らかさは全然違うなと思いました。
ただ、アクセルの位置が身長に合わなくて終始辛い姿勢で運転することに・・・
駐車も苦手なので、私は小回りのきく軽自動車の方が気軽で好きです。
カニの爪オブジェ
前から行ってみたかった、カニの爪のオブジェ。
アートフェスで作ったもので、冬期はなんと海上(!)に設置していたようなのですが、今は陸上に常設されています。
結構リアルです。
冬に行って写真撮ったかっこいいでしょうね。
カップヌードルのシーフード味を持ってチャレンジしたいですね。
北勝水産でホタテバーガー
Googleマップ内でのロケハンで見つけたこちらのお店。
「きたかつ」水産と読みます。
直売所なので、海産物がリーズナブルに購入できるほか、イートインコーナーもあります。
券売機での購入ですが、PayPayも使えました。
PayPayの場合は、カウンターのスタッフの方に声をかければOKでした。
名物のホタテバーガーは2〜4粒と選べます。
お昼の時間帯も過ぎており、空いていましたのですぐに提供されました。
カゴに入っていて可愛いですね。
これは美味しい!
レタスとトマト、タルタルソースに肉厚のホタテのフライが入っています。
ちょっと甘めのバンズとタルタルソースがよくあいますね。
そしてこんな贅沢なのにとてもリーズナブル。380円!
地元の方も次々と来店し、テイクアウトしていました。
やはり地元の方が通うお店は間違い無いですね。
こちらはホタテのお刺身。
100gで780円だったので、リーズナブルですよね?
半年分くらいのホタテを堪能しました。
国道239号に面しているので、迷うことはないでしょう。
駐車場も広いので、楽チンです。
ぜひ紋別エリア訪問の際には北勝水産へ。
キムアネップ岬
国道239号をさらに東に進むとキムアネップ岬にたどり着きます。
キャンプ場があり、そこから遊歩道が伸びています。
よく管理されているキャンプ場で、夕日が絶景なんだとか。
北海道キャンプデビュー、いつかしてみたいです。
10分程度でぐるっと一周できます。
穏やかな気持ちになりますね。
これは・・・
コケモモかな?
コケモモといえば、ゴールデンカムイで出てきた樺太アイヌの「モス」を思い浮かべます。
北海道大好き人間なので、ゴールデンカムイももれなくどハマりし、漫画とアニメとその他諸々と推し活に勤しんでおります。推せるものがあるって幸せですよね。
青空に赤い実が映えていますね。
せっかくだから食べてみればよかったかな?
でも国定公園だからダメか・・・
サンゴ草はこんな感じでした。
キムアネップ岬は雑草が多くて、あまり見えませんでした。
ということで、キムアネップ岬から少し南のサロマ湖 キムアネップ崎 サンゴ草群落に移動します。
こちらは見応えがありました!
夕陽に染まってより一層綺麗です。
ススキもちらほらと咲いていました。
秋ですね。
水辺に近いせいか蚊が多くて、虫除けスプレーを使っていたにも関わらず、私はたくさん刺されました。虫対策は絶対にしていきましょう!
さて、日の入りも迫っているので、サロマ湖に急ぎます。
サロマ湖サンセットパーキング
私の今回のお目当てはサロマ湖の夕日。
2018年に初めてサロマ湖の夕日を見て以来、「日本にもこんな絶景があったのか!」と取り憑かれています。
毎度なかなかお天気に恵まれず、今回こそはと思いやってきました。
まずは、ここサロマ湖サンセットパーキングで様子を伺います。
サロマ湖 鶴雅リゾートのすぐそばの駐車場で、宿泊客と思わしき方や写真を撮る方など多くの人が集まってくる場所です。
割といい感じに焼けてきていますね。
今回はサロマ湖 ワッカネイチャーセンターで日の入りを迎えることにしました。
サロマ湖ワッカネイチャーセンター
こちらにも何人か撮影しているかたがいらっしゃいました。
もう言葉は不要ですね。何枚かセレクトしましたので、サロマ湖の夕陽をどうぞ。
マジックアワーもとても良かったです。
もう少しだけ雲がなければもっとよかったのかなとか思ったり。
でも雲が全く無いのもちょっとつまらないかなとか思ったり。
いずれにせよ、夕陽は一期一会なので今回も美しい景色を見ることができてよかったです。これに尽きます。
さて、ここからは今日のお宿、網走市に向かいます。
暗くなってからキツネが2匹出てきて、草を食んでました。
キツネって、「ぷくぷく」って鳴くんですね。
うまい表記が見つからないんですが、「なんだろうこの音は?」と思ったらキツネの鳴き声だったんですよね。
また新しい知識がつきました。
1時間ほど真っ暗な道を走り、ドーミーイン網走へ。
羽田ー紋別編2日目
さて、昼の便までにレンタカーを返して空港まで行かないといけないので、今日は忙しい1日です。
さくさくと移動します。
卯原内サンゴ草群落地
「うばらない」と読むそうです。
サンゴ草が群生している場所ではかなり大きく整備されている場所だと思います。
能取湖のほとりにあり、国道239号沿いなのでアクセスも便利です。
サンゴ草、今回初めて見ましたが、とても可愛い植物ですね。
サンゴのように見えることからサンゴ草と呼ばれていますが、「アッケシソウ」というようです。
近くに寄ってみることはできませんが、天気も良くて湖と青空とのコントラストが最高でした。
調べてみたところ、見頃は8月下旬から9月中旬。
私は9月下旬に行ったのでピークは過ぎていたようですね。確かに茶色い部分も多いです。
花の見頃を狙うのは旅行者にはなかなか難しいですが、また訪れたい場所の1つになりました。
駐車場も広く、トイレもあります。
寄り道
サロマ湖ワッカネイチャーセンターにもう一度寄ってみました。
サロマ湖に関する地形や生物、植物などの説明が詳しく展示しており、ここに来ればサロマ湖が何倍にも楽しめそうな場所だったのですが、時間があまりなくさっと見るだけに終わってしまいました。
次回はサロマ湖をメインにして、レンタサイクルを借りて先端部まで行ってみたいです。
カーナビで案内された道で一枚。
北海道らしい景色に癒されました。
この後11:45に無事ニコニコレンタカーにたどり着き、車を返却。
11:54の空港送迎バスに乗れました。焦りました。
本当はカニのオブジェをもう一度見たかったのですが、次回持ち越しです。
ちなみに今回の走行距離は224kmでした。
オホーツク紋別空港
オホーツク紋別空港は、軽食が食べられるカウンター形式の飲食店が1箇所あるのみです。
売店は1階に1箇所のみ。
小規模な店舗ですが、白い恋人、ROYCE、カルビーのじゃがぼっくるなど北海道内のお土産は一通り揃っている印象でした。
体感ですが、紋別空港は缶詰の種類が豊富ですね。
ラウンジはありません。
保安検査を過ぎたら大人しく待つしかありません。
あまり時間を潰すところもないので、早く着きすぎると暇かもしれませんね。
展望デッキでのんびり待っていると、羽田からの便が飛んできました。
しばらくすると館内放送で、「折り返し羽田行きに搭乗される〇〇様、〇〇様、〇〇様、・・・お伝えしたいことがありますので・・・」となんと名指しで呼び出し!!
紋別タッチの皆さんですね!この日は平日の月曜日にも関わらず14名もいらっしゃったようです。修行僧の皆さん、お疲れ様です。
ジャニーズの風間くんのお陰で、この特殊な生活が世の中に知られるようになり、生きやすくなってきたように感じます(笑)
紋別タッチの方はお名前を載せていただけるようですよ。
ログブック問題。
書いてもらいたい気持ちもわからなくはないのですが、私はログブックは有料化の方向でいいと思うんです。
本来は自分の記録用に自分で書くものだと思うので。
コロナを理由にログブック廃止かもしくは御朱印みたいにして販売とか出来そうですよね。
日本の航空会社さん、いかがでしょう?
羽田空港散策
さて、お昼を北海道で食べ損ねたので、珍しく羽田空港の第一ターミナルでランチしてみることにしました。
cuud
散々迷った挙句、Twitterでも見かけて気になっていたカレーうどんのcuudへ。
黒一色で統一されたスタイリッシュでおしゃれすぎる店内です。
まるでバーみたいな雰囲気ですね。
カレーうどんとトマトカレーうどんが2種類楽しめるハーフにしました。
トマトの方が好みでした。うどんは細めのやわやわ系。
スープが野菜やハーブが溶け込んで美味しかったので、スープカレーの方が美味しいような気がしました。
どさんこプラザ
練乳系のソフトクリーム。
美味しいけど、私には甘過ぎるかな。
和菓子屋のモンブラン~小波(こなみ)~
前から気になってたモンブラン。
いつも羽田空港には朝早くか夜遅くにしかいないので、なかなか買えなかったのです。
スポンジケーキ部分はなくて、甘さ控えめで栗とさつまいもがたっぷりで美味しかったです。
まとめ
さて、今回は紋別市&網走市にトクたびマイルでお得に行ってきました。
予約期間が限定されているのと、直前にならないと航路が発表されないのがネックですが、ある意味くじ引きのようなドキドキ感や、自分では選ばなかったような場所に行くキッカケになったりと、旅の新たな楽しみになりうるトクたびマイル。
ぜひ、うまく活用して、日本の良さを再発見してみてくださいね。
マイル数を押さえて、節約出来た交通費分でいいホテルに泊まったら、美味しいものを食べたり、とお得に旅ができてオススメです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
それではみなさんも良い旅を!