こんにちは。砂糖醤油です。
今回は、2泊3日で行った利尻島について振り返っていきたいと思います。
なぜ利尻島?
みなさんご存知の通り、6月は国民の祝日がありません。
なので、個人的に毎年6月に連休を作るようにしていて、今年も有給を入れていました。
2022年は沖縄の梅雨明けが早かったりとすでに恐ろしいほどの暑さを感じていたため、北に向かうことに。
オロロンラインのドライブは夏休みにとっておくこととして、今回は前から気になっていた利尻島に向かうことにしました。
礼文島は10年ちょっと前に行っていて、礼文島から眺めた利尻島がカッコ良かったのを覚えていて、いつか行きたいなと思っていました。
余談ですが、のび太は6月に祝日がないことを嘆き、ドラえもんに頼んで「ぐうたら感謝の日」という休みを作っていました。この話をものすごく覚えていて、私も同じく、ぐうたら感謝しようと思ったのが始まりです。(なんの話?(笑))
利尻島基本データ
- 人口 4,158人(2022年3月現在)
- 面積 182.12 ㎢
- 周囲 64 ㎞
- 標高 1721m
稚内から約52km。日本海に浮かぶほぼ円形の島です。
車なら約1時間で一周できるくらいの距離ですね。
島の東側の利尻富士町と西側の利尻町で構成されています。
利尻島は別名「夢の浮島」とも呼ばれ、その由来はアイヌ語の「リイ・シリ(高い・島)」からきているそうです。
ちなみにお隣の最北端の島、礼文島は「花の浮島」と呼ばれ、6月はここでしかみられないレブンアツモリソウなどの高山植物を見ることが出来ます。
利尻島へのアクセス
アクセスは2通りあります。
■飛行機の場合:新千歳空港から利尻空港まで。
■フェリーの場合:稚内港フェリーターミナルからハートランドフェリーを利用。
<公式サイト>ハートランドフェリー
新千歳から利尻空港まで小型機で席も少ないため、トレッキング客やツアー客が多い繁忙期や週末は満席になることも多いので、早めの予約をオススメします。
私は往路飛行機、復路フェリーで考えていたのですが、飛行機が満席だったので往復フェリーでのアクセスとなりました。
1時間40分の船旅ですし値段も抑えられましたし、旅情満点でしたのでフェリーにして正解でした。
ハートランドフェリーについて
稚内駅からフェリーターミナルへ
稚内港フェリーターミナルはJR稚内駅より徒歩5分くらいです。
空港からターミナルバスに乗る場合は、終点までそのまま乗っていれば大丈夫です。
窓口で行き先と便を告げてチケットを購入します。
利尻島は鴛泊港行きです。読み方が難しいですよね。「おしどまり」と読みます。
2等自由席はネット予約は出来ず、窓口か自動券売機での購入です。
繁忙期を除き、船の2等席が満席で乗れないことなどほぼないと思いますので、予約しなくても不安になる必要はないでしょう。
往復で購入しました。
復路のチケットの日にち指定は必要なく、1週間有効とのことです。
2等自由席は船内の好きなスペースを見つけて過ごします。早いもの勝ちです。
コンセントの近くが人気のようです。
この日のANA羽田ー稚内は条件付きだったのですが、船は平常運航でした。
ターミナル内は売店もありました。
定番の北海道土産から利尻島、礼文島土産まで充実していました。
天気は今ひとつですね。
では、乗船口に向かいます。
乗船口は2階からです。
島民控え室もちゃんとありました。おしゃれな雰囲気ですね。
航路ごとに乗船口が違います。
奥が礼文島行きの乗船口ですが、もう出航済みだったので、人気はありません。
乗船券に記入するスペースはないので、購入してそのまま乗船できます。
乗船口での読み取りはQRコードでした。進んでますね〜
ボーディングブリッジがちゃんとあるので、真冬でも安心ですね。
出航5分前くらいにはシャッターが閉まりました。
この日の船は「ボレアース宗谷」でした。
ハートランドフェリーは4隻所有しており、内3隻を利尻礼文航路で使用しているようです。ボレアース宗谷は平成15年5月就航で所有している船の中では一番古い船ですが、古き良きカーフェリーの内装なので、船好きには堪らないと思います。
フィルム写真で撮っても絵になりそうです。
新しい船って快適ですが、旅情とか写真映えの観点でいうと断然古い船なんですよね。
それでもやはり、新船の「アマポーラ宗谷」にも乗りたかったのですが、往復ともにボレアース宗谷でした。残念。
ちなみに、船舶別の運航予定はこちらから見ることができます。
自分の乗る日がどの船か事前に知りたい方はこちらからどうぞ。
http://www.heartlandferry.jp/files/2022unnkouhyou.pdf
フェリー船内
では船内を散策します。
時期で違うのは北海道ならではかな?
売店もありました。
お菓子やオリジナルグッズ、酔い止めも売ってましたが、営業時間が決まっているようなので要注意です。
この日は風が少しあったので、念の為持参していた酔い止めを飲みました。
曇ったり日が射したり、忙しい天気です。
灯台を過ぎました。
船の良いところは飛行機と違って、船内を自由に歩き回れることです。
写真をやってる方なら結構遊べます。
おそらく、撮影ツアーの団体客も一緒の船で、講師の方も含めて楽しそうに撮影されていました。
クラブツーリズムかな?
なお道中ですが、ワイモバイルの電波は途中で圏外になりました。陸から離れると仕方ないですね。
船内には無料Wi-Fiもありましたが、遅すぎて使い物になりません。
私の経験上、船のWi-Fiはどこもこのような状態ですので、動画は事前にダウンロードするなり、アナログに読書するなり、シンプルに寝るのが良いでしょう。
船跡って見ていて飽きないですよね。同じ方います?
トップデッキ。奥に見えるのが1等ラウンジ席です。
お値段は2等の約2倍です。天気が良い日なら1等ラウンジ席でもいいかもしれませんね。
レトロですね。可愛いけど、お尻が冷えます(笑)
夕方の便で気温も低かったので、デッキで過ごしている方はほぼいませんでした。
沖に出ると風が出てきていたので、船が進む際の水しぶきで虹が出来ていました。
なんとか写りました!
写真を撮ったり、ウトウトしたりしているとあっという間に時間が経ち、島影が見えてきました!島影が見える瞬間は、いつもワクワクします。
船内もざわざわし始め、他の旅行者の高揚感も伝わってきました。
島の近くで、見慣れない形の雲が出ていました。
さて、利尻島の鴛泊港が近づいてきました。
利尻島上陸
冬の寒気にも耐えられる立派なターミナルですね(寒気を心配しがち)。
着岸風景もついぼーっと眺めてしまうシーンの1つ。
ボーディングに合わせてうまく微調整していました。
プリクラ的な?
島側にも自動券売機がありました。
便利ですね。
18.8℃ 最高です。
この気温であるというだけで、ここに来た意味があります。
ターミナル前はいい感じの昭和感でした。
利尻島初日
二泊三日で訪れた場所のマップはこちらです。
まずはペシ岬へ
利尻島の到着が18:20。
雲が多いので難しいかとは思ったのですが、夕焼けかブルーアワーが間に合うかと思い、宿にチェックインしてから急いで「ペシ岬」に向かいます。
この日は、日没が19:26くらいでした。
さすが、北の大地。東京よりも30分近く遅いんですね。
ペシ岬は船内から見えたここです。
港からも近いので、すぐです。
遠目から見るとなだらかに見えます。
側面は断崖絶壁ですね。ダイナミック。
急な坂道を登っていきます。標高93m。
距離はありませんが、一気に登るので、なかなかキツイです。
いい色になってきました。
なんとか展望台に到着。
ちょっと待ってください。絶景すぎです。
港方面に目を向けると、乗ってきたフェリーが見えました。
1隻は各島で停泊して行ったり来たりするんですね。
か、かっこよすぎる、鴛泊灯台。
この時間帯は風がかなり強く吹いており、立っていられないほどの強風が時折吹きました。
風が強すぎて頂上までは無理、と引き返してくる旅行者と何人かすれ違いましたが、登ってきてよかった!
この坂道でこの絶景ならコスパ(?)が良すぎますね。
鴛泊灯台は「恋する灯台」に認定されているそうです。
恋する灯台 https://romance-toudai.uminohi.jp/
ペシ岬、とてもオススメです。
暗くなってくる前に下りました。
温泉からセイコーマートへ
宿に戻り冷えた体を温めようと思い、町営の「利尻富士町温泉保養施設 利尻富士温泉」へ。
<公式サイト>
500円と良心的な価格。広さも十分です。
ロッカーは有料でした。
旅先ではなるべく温泉に入りたい人間なので、広いお風呂に入れて幸せです。
この日はお昼も遅くてあまりお腹が減っていなかったので、みんな大好きセイコーマートで軽く買って1日を終えました。
長距離の移動のせいか身体は疲れていたようで、夜は熟睡でした。
2日目に続きます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、みなさんも良い旅を!