ホテル(一般)宿泊記

【支笏湖第一寶亭留翠山亭】2024年9月宿泊記|湖畔に佇む大人のための宿

宿泊記

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こんにちは。砂糖醤油です。

9月下旬にちょっと遅めの夏休みでひさびさに北海道に行ってきました。

今回のメインはさんふらわあに乗ることだったので、到着地は苫小牧。

3日間の日程だったので、苫小牧港からも近い支笏湖に泊まることにしました。

そこで、前々から気になっていた【支笏湖第一寶亭留翠山亭】へ。

クラシカルで静かな館内、熟練の接客、広いお部屋と日常を忘れる優雅な空間でとてもリラックスして過ごすことが出来ました。

【支笏湖第一寶亭留 翠山亭】について

[公式]支笏湖第一寶亭留翠山亭|第一寶亭留グループ|北海道 第一寶亭留
札幌、千歳から程近い支笏湖の湖畔に建つ大人の隠れ家。北海道の自然をお楽しみ下さい。

1957年に創業の第一寶亭留グループ。

洋風化の進む当時は「ホテル」とカタカナ表記だったものの、

時は移り平成14年、 私たちは、「旅館のもつおもてなしの心とホテルのもつ快適さ」を
ご提供して参りたいとの思いを見事に表現した「寶亭留(ホテル)」の書を再発見したのです。

「ホテル」ではなく「寶亭留(ほてる)」。

お客様の心に寶(たから)が留(とど)まる亭(やかた)。
以降、宿名はカタカナのホテルから寶亭留に改められました。
この思いを大切に、お客さまに愛される宿を目指して参りたいと存じます。

https://jyozankei-daiichi.co.jp/history

という想いから「寶亭留(ほてる)」に名前を変えたそうです。

そんな第一寶亭留グループにとっては節目の平成14年(2022年)に誕生したのが、【支笏湖第一寶亭留 翠山亭】です。

【定山渓第一寶亭留翠山亭】の方は宿泊は「小学生以上」とありましたが、こちらの【支笏湖第一寶亭留 翠山亭】は「13歳未満はご遠慮を」「団体は10名まで」と記載がありました。

お部屋数も26部屋と、より静かなお宿のようです。

道内に8つの宿を展開しています。

アクセス

苫小牧港からは約30キロ、車で40分ほどです。

車でのアクセスが一番便利だと思います。

ホテルの送迎バスはJR千歳駅から完全予約制で利用できるようです。

[公式]交通|支笏湖第一寶亭留翠山亭|北海道 第一寶亭留
札幌、千歳から程近い支笏湖の湖畔に建つ大人の隠れ家。北海道の自然をお楽しみ下さい。

ホテルの周辺にはお店やコンビニなど何もないので、必要なものは事前に入手してから向かうのがいいでしょう。

館内

フロント周辺

館内に入ると、白檀のようないい香り。

ホテルとはまた違った和の香りのおもてなしです。

そして、目の前に広がるこの木漏れ日!

16時ごろ到着したのですが、光が柔らかくなる時間だったのでとにかく木漏れ日が美しく、まるで絵画のよう。

思わず歓声を上げてしまいました。

1階コーヒーラウンジ

仕切りを隔てて、こちらは宿泊者が自由に利用できるラウンジです。

営業時間

6:00〜11:00

17:00〜23:00

1階コーヒーラウンジ<昼の部>

優雅でクラシカルな内装に思わず背筋を伸ばして座らないといけない気持ちになります(笑)

木をふんだんに使ったインテリアがとにかく素敵です。

セルフサービスでコーヒーメーカーで自由にコーヒーがいただけます。

こちらもセルフサービスで、「もっちり豆腐」が提供されていました。

名前の通り、もちもちした食感はデザートのよう。美味しかったです。

こちらは水出し中のコーヒー。

朝限定のサービスで、約9時間かけてじっくり抽出されるそうです。

まるで小宇宙です。

ラウンジ側にはバー。今回は利用しませんでしたが、しっとりとした大人な雰囲気のインテリアでした。

1階コーヒーラウンジ <夜の部>

夜はちょっとしたおつまみと日本酒、サングリアが提供されます。

柿の白和え。

白和えって大人の食べ物だなとずっと思っていて、最近やっと食べられるようになりました。豆腐は好きなんですが、なんとなく抵抗があって。ヒトの味覚は年と共に変わりますね。

日本酒は上川大雪十勝という銘柄でした。

スタッフの方によると、なかなか手に入らない品だとかなんとか。

このエチケット、見覚えがあるなと思っていて調べてみたら、2年前にオロロンラインを北上した時に泊まった「とほ宿」で唎酒師のご主人に教えていただいた日本酒でした。

トップページ - 上川大雪酒造株式会社
2017年、北海道に創設した地方創生蔵上川大雪酒造です。食の王国・北海道ならではの酒造りをし、地域や自治体と連携しながら日本酒と食文化の可能性を広げていきます。上川町の緑丘蔵、十勝の碧雲蔵、函館市の五稜乃蔵、3つの蔵で北海道の風土を感じる地酒を醸しています。

勉強とかでもそうですが、思ってもみなかった場所で色々な記憶とか情報とかが繋がると一気に自分の中に知識が取り込まれる感じがします。

こちらは「ほうじ茶みるく」と「サングリア」。

そして、甘味は「豆乳生チョコ」

特製のサングリアがとにかく美味しくて、ついついお代わりをしてしまいました。

仕上げは日本酒。

ジューシーさよりもまろやかさが強い日本酒で、こちらもぐいぐい飲んでしまうやつです。

ごちそうさまでした。

1階コーヒーラウンジ<朝の部>

朝は9:00〜水出しコーヒーと焼きたてパンのサービスがありました。

昨日からじっくり淹れた水出しコーヒーが振る舞われます。

えぐみや角が一切なく、苦味も少ないコーヒーでとても美味しかったです。

朝食後ですが、迷わずいただいた焼きたてパン。

クロワッサンとパンオショコラの2種で、バターの香りが口いっぱいに広がるサクサク食感。

至福です。

ラウンジのテーブルがガラス張りなので、外の景色が映り込み、とても美しい景色でした。

2階サロン

1階のコーヒーラウンジのちょうど上の位置にもラウンジがあるということで、行ってみました。

こちらはコーヒーではなく、セルフサービスで紅茶がいただけるティーサロンでした。

窓の方角は1階のコーヒーラウンジと同じです。

柔らかい優しい光が部屋を照らします。

木を基調としたインテリアと照明でとても居心地のよい空間になっています。

テラスに出ると、少しひんやりとした風でリフレッシュできます。

かなり葉っぱが伸びていて建物内からは支笏湖は臨めなかったのですが、時期によっては見えるのかもしれません。

セルフサービスのお茶は種類も豊富。

「TEARTH(ティーアース)」という2017年に大阪で誕生したお茶のブランドのようです。

TEARTH 「大地の恵」をお届けします。
「大地の恵」という意味が込められたTEARTH(ティーアース)は、2017年に世界に向けて誕生した茶葉ブランドです。高品質で美味しい茶葉を厳選し、安心・安全をモットーに女性目線で作られた心や体に優しいティーバッグをみなさまにお届けしています。

女性目線で作られたというパッケージはとても可愛く、ノンカフェインのお茶の種類が豊富なのがうれしいです。

雑誌や新聞、ボードゲームとのんびり過ごせるアイテムも備わっているので、スマホを触らず過ごす時間を持つことが出来そうです。

お部屋

チェックインは15時、チェックアウトは11時です。

ベッドルーム

デラックスツインの38平米のお部屋です。

湖畔側にしましたが、木々が茂っているので支笏湖は見えません。

ベッドスローには「第一寶亭留」の刺繍が。

バスルーム側はシェードが下ろせるのでご安心を。

ベッド周りにはコンセントはなく、USBポートもありませんのでちょっと古めの印象です。

照明は手元で調整できました。

そして、うれしい小上がり。

琉球畳はモダンな印象になりますね。

テレビは大きめ。42インチくらいでしょうか。

小上がりにはプラズマクラスター。

作務衣にも刺繍が入っていますね。

バスルーム・アメニティ

バスルームはバスタブとシャワー一体型でした。

温泉宿なので、バスルームを使う方はあまりいないと思いますので問題ないでしょう。

シャンプーなどは「ミキモト」

化粧水・乳液も完備です。

お手洗いにはウォッシュレット完備です。

ミニバー

ミニ冷蔵庫内には無料のペットボトルのお水が2本のみで、他には何も入っていないので事前に買っておくか、館内の自動販売機を利用することになります。

煎茶、アールグレイ、コーヒーと、紅茶のこのタイプはなかなかみないかも。

温泉

[公式]温泉|支笏湖第一寶亭留翠山亭|北海道 第一寶亭留
札幌、千歳から程近い支笏湖の湖畔に建つ大人の隠れ家。北海道の自然をお楽しみ下さい。
  • 低張性弱アルカリ性温泉
  • PH高めのとろとろ系
  • ドライサウナあり。約94度
  • 水風呂あり
  • 支笏湖の水が飲める水道がある!

内風呂は古代檜を使っており、木のいい香りがしました。

ナトリウム-炭酸水素塩泉でいわゆるとろとろ系の泉質だったのですが、とろとろを超えてむしろトゥルトゥルの温泉で非常によかったです。

カランは全部で5箇所。多くはありませんが、部屋数も少ないので特に問題なさそうです。

そして面白かったのが、脱衣所内にあった支笏湖の水が飲める水道

普通のウォーターサーバーではなく、支笏湖の水を引いている水道があり、自由に飲むことが出来ました。

日本有数の水質を誇る支笏湖の水は雑味もなくとてもまろやか。

こんな美味しい水が日常的に飲めたら贅沢です。

朝食

朝食は地下一階の「草庵」にて。

程よく目線が遮られているので、過ごしやすいです。

こちらは豆乳鍋。

席に着くと火をつけてくれます。

ラウンジでもそうでしたが、きれいな水で作る豆腐や豆乳が名物のようです。

一部おかずはハーフビュッフェでした。

お皿がどれもすてきでした。

にがりをいれてほろほろになってきた豆乳。

この状態も美味しいですよね。

つやつやのお米も美味しくて、やはり水がきれいな土地は強いなと思いました。

周辺情報

ホテルから3分ほど歩くと、支笏湖の散策道に出ることが出来ます。

夕方と早朝と散歩を楽しみました。

紅葉はこれからでしたが、これからの季節も雪の季節も新緑の季節もきれいでしょうね。

夜は星もよく見えました。

iPhoneでここまで写るのは感動です。

まとめ

部屋で二度寝したり、支笏湖湖畔を散歩したりとあっという間にチェックアウトの時間に。

【支笏湖第一寶亭留翠山亭】は13歳未満の子供の宿泊は禁止、かつ部屋数も多くないので、館内はとても静か。インバウンドのお客様はいましたが、団体ツアー客ではなく個人客だったのでのんびりとした時間が流れていました。

正統派のイギリス英語を話しそうな雰囲気の(伝わります?)ホテルマンたちは付かず離れず程よい距離感で熟練の接客といった感じで安心感がありました。

インテリアも上品で外資系のホテルとはまた違った良さもあり、他の系列ホテルにも泊まってみたくなりました。

大人のご褒美旅にふさわしい上品な寶亭留でしたので、また季節を変えて訪れてみたいなと思います。

それではみなさんも良い旅を!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

\支笏湖第一寶亭留 翠山亭/

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