こんにちは。砂糖醤油です。
先日、神戸に推し活に行ったついでに、神戸から宮崎まで【宮崎カーフェリー<フェリーたかちほ>】 に乗船してきました。

ここ数年で、かなりの数の国内航路のフェリーが新造船となっているので、色々乗ってみたいなと思っているのですが、関西の船ばかりなのでなにかのついでに!と思ってタイミングを伺っていたので、ちょうどよく乗ることができてよかったです。
さすが新造船、とにかく快適な船旅でした。
予約について
公式サイトからインターネット予約しました。

同じ部屋でも割引が複数あり、お得な割引率のプランは早々に売り切れてしまうようなので、早めに予約しましょう。

グッドバリュープランでも割引率は20%となっているので、ネット予約が断然おすすめです。
私はルートに悩みすぎて手配が遅くなってしまったため、シングルをベストバリュープランで予約しました。
アクセス「神戸三宮フェリーターミナル」

神戸の乗り場は「神戸三宮フェリーターミナル」です。
神戸の港からは高松港や大分、新門司港など6つも航路があります。
「神戸からフェリー」とふんわりとした認識でいると焦ることになりますので、要注意です。
神戸からのフェリーでのルートを調べるのにこちらのサイトが便利でした。

そういえば、先日乗ったジャンボフェリーの降り場は「神戸三宮フェリーターミナル」だったようです。
【ジャンボフェリー新船<あおい>】2025年1月乗船記|高松〜神戸
降りるときはターミナル内はあまりみないので気がつきませんでした。
なお、港へのアクセスですが、三宮駅からバスが出ていますので、そちらが便利です。
乗船手続き〜乗船まで
チェックイン手続き
乗船手続きは出航20分前までにお済ませください。
・月~土曜日 18:50まで
・日曜日 17:40まで
ウェブ予約の場合は20分前までに乗船手続きをしましょう。

インターネット予約なので、スマートチェックイン(自動発券)が使えました。

徒歩乗船の方は特に複雑な手続きもないので、インターネット予約でスマートチェックインが圧倒的に便利ですね。


web予約で事前に登録しているためなのか、乗船名簿も書かなくて済みました。
「神戸三宮フェリーターミナル」内




先述した通り、ジャンボフェリーとターミナルが一緒なので、窓口は隣同士でした。





コインロッカーと自販機が複数台ありました。
「神戸三宮フェリーターミナル」内にはお菓子やソフトドリンクの自動販売機はありますが、売店はありませんので、お酒などが必要な場合は事前に調達しましょう。
最寄りのコンビニは徒歩4分くらいのところに「デイリーヤマザキ 神戸ポートオアシス店」がありますが、あまり大きい店舗ではないのと、近くのジーライオンアリーナでイベントがある時は、在庫がスカスカになってしまいますので、ターミナルに近づくまでに購入しておいた方がよさそうです。
私が行った際も、パンやおむすびなどすぐに食べられるようなものが全て売り切れており、お菓子や乾き物しか残っていませんでした。
待合所
2階が待合所になっています。





ざっと見る感じ、100席くらいはイスがありそうでした。


無料で使える充電スポットもありました。

喫煙所は外です。
展望テラス


フェリーの全体を見るならここが良さそうです。
ただし、屋根がないので雨の時はつらいですね。

前日に訪れた「ジーライオンアリーナ」が見えます。

左側に写っている丸い筒のようなものがボーディングブリッジへ続く通路になっています。


70分前に乗船開始です。

それではいよいよ乗船します。
宮崎カーフェリーについて
神戸〜宮崎航路の概要
神戸〜宮崎航路ダイヤ
| 運航日程 | 出航時間 | 入港時間 |
| 月〜土 | 19:10 | 翌08:40 |
| 日 | 18:00 | 翌08:40 |
神戸から宮崎港までを13時間30分で結びます。
日曜日だけ出航時間が1時間早い18:00。到着する時間は同じのようです。
<フェリーたかちほ>ってどんな船?
「フェリーたかちほ」 2022年4月15日就航。
総トン数:約14,006トン
航海速力: 23ノット ※1ノットが約1.85キロなので時速約43キロ!
全長: 194m
全幅: 27.6m
旅客定員: 576名
車両搭載数: トラック163台 / 乗用車81台
2022年就航のまだ新しい船です。

部屋<シングル>
今回は荷物も多かったので、個室になる<シングル>です。

船内の案内所で鍵をもらい部屋に向かいます。
鍵はごく普通の昔ながらの物理キーです。

廊下を挟んで部屋が配置されています。

こじんまりとしていますが、明るく綺麗です。
掃除も行き渡っていて気持ちがいいです。

部屋にはデスクと鏡、テレビとベッドです。

ベッドはセミシングル?くらいですが、1人なら十分です。

ベッドの下は荷物置き場となっています。
スーツケースも楽々入りますね。

テレビも結構大きいですね。
あまり付けてませんでしたが、結構な時間地上波が映っていたと思います。


アメニティはスリッパとタオル。



ハンガーがあるのもいいですね。

お部屋<その他>
船内散策中に他のお部屋もみれたので、写真だけ載せておきます。

こちらはドミトリー。
相部屋の2段ベッドタイプですね。

ハシゴではなく、階段式なので上段も使いやすそうですが、私なら下段にします。
子供の頃は上段一択だったのですが、年々そんな気持ちもなくなってしまいました・・・

ベッド幅はシングルと同じくらいに見えます。

そしてこちらはツーリスト。
枕付きのマットレスが付いているはいいですね。
こちらは仕切り板をうまく活用してて面白いなと思いました。
ツーリストももちろん相部屋です。
貧乏旅行メインの若い頃はこの部屋でも十分だったのですが、最近は睡眠重視なのと、正直グループ客と一緒になるとどうしても音が気になることが多いので、このタイプの相部屋は選ぶことが減りました。
年を重ねて、お金をかける場所が変わってきたなと実感しています。
レストラン/自動販売機


ランチを食べすぎており、夜は軽くと思っていたのでレストランは利用しませんでした。

数量限定でお弁当も販売していました。
チキン南蛮があるのはご当地感あっていいですね。

アルコール販売は22:00まで。
さんふらわあなど他の船と同じですね。

アルコールはアサヒです。

氷は有料で100円。
カップのコーヒーと無料のお茶やお水がありました。

お茶や冷水の紙コップは有料です。


ソフトドリンクとアイスの自販機もありました。

電子レンジも3台くらいありました。

もちろん給湯器もあります。

売店


船内売店ではオリジナルグッズのほかお菓子や氷入りのカップなども販売していました。
キッズルーム


ゲームコーナー


コインロッカー
コインロッカーは常温、冷蔵、貴重品がありました。
最近のフェリーは冷蔵ロッカーが当たり前にあるので、生ものも安心して持ち運べますね。



大浴場/パウダールーム



大浴場の浴槽にお尻をつけると窓からは景色が見えない微妙な高さなのがマイナスポイントでした。
夜はどのみち外の景色は見えないのですが、朝風呂で外の水平線が見えたらよかったのにと思いました。

シャワールームは乗船中ずっと使えます。

なんとパウダールームもありました。

明るくて、利用者も少ないのかとても綺麗です。
座りながら落ち着いて身支度できるのがいいです。


コットン・綿棒・ヘアゴムは用意がありました。

ドライヤーはパナソニックです。
喫煙所

ペットルーム
ペットルームもありましたが、写真を撮り忘れました。
案内所


荷物置き場
客室に持っていかなくてもよいような大きい荷物を置く場所も用意されていました。

夜間は施錠されるようなので、荷物のパッキングに注意が必要ですね。


面白かったのは、こちらのサーフボード置き場。
この色、絶対宮崎マンゴーをイメージしてますよね???笑
パブリックスペース
吹き抜け/ステージ周り






月が浮いてました。
遊び心〜!

この案内所前の空間がステージになっているので、こちらでイベントなども行われるようです。

朝6:30からライブをやる日もあるようで、なかなかすごいです。
ブックコーナー/テレビスペースなど


漫画コーナーもありました!
宮崎県出身の東村アキコさんの作品もたくさんありました。
この絵柄、どこかで見たことあるなと思い調べたところ「東京タラレバ娘」の作者さんでした。



ソファーとテレビがあるので、なんだか一般家庭のような落ち着いた雰囲気です。






テーブルの下にはコンセントがありました。

かなり椅子が多く、部屋でなくても快適に過ごせました。
何より、海が見えるエリアにたくさん椅子が配置されてるのがいいなと思いました。
デッキ







カーフェリーならではの広々としたデッキです。
気になる電波状況

他のフェリー会社ではあまり見たいタイプの結構細かめのルールです。
神戸から宮崎港の場合、出港後比較的ずっとスマホのキャリアが繋がっていました。

航路的には高知県の南側を航行しますが、そのちょうど繋がりにくいエリアにいる時に大半の方はその時間眠っていると思いますので、あまり不便を感じませんでした。
個人的には、せっかくの船旅なのでデジタルデトックスを楽しむスタンスでいることをお勧めします。
船の揺れについて

今回は酔い止めを飲むこともなく、消灯後少し揺れた程度で、ほぼ気になりませんでした。
ただ、瀬戸内海は通らない航路なので、冬はもう少し揺れるかもしれません。
船からの景色
神戸港も宮崎港もどちらも素敵な景色が広がっていました。




この日はかなりの雨の中での出航でした。
夜景の場合は雨の日の方が光が反射して綺麗なので、旅行者目線で言うと不便ですが、写真を撮りたい時は雨の方がいいなと思う時もあります。








さすがの港町なので、神戸港は見応えありますね。
個人的にはサンセットを見れる時間帯だとよかったのですが、この時期は日が短いので無理でした。
ただ、季節によって景色が変わるのも船旅の魅力の一つかなと思います。

ルミナス神戸2かな?

翌朝は日の出前に起きるつもりが、日の出後となってしまいました。

仕方ないので、朝ごはんを食べながら朝の景色を楽しみます。

きっと日の出の時間帯はまだ雨だったのだと合理化してやり過ごしました。




海の色がとても綺麗です。





宮崎港に近づくにつれてこの緑の虫が至る所にいました。
もしくは、夜の神戸からいたのでしょうか?

クラブツーリズムのツアーバスが港で待っていました。
どうやら高千穂峡トレッキングのツアーだったようです。
高千穂峡もそのうち行ってみたい場所の一つです。
入港 宮崎港フェリーターミナル

定刻に宮崎港へ到着しました。




ヤシの木と可愛いポストで一気に旅気分が盛り上がります。

なぜかどこでもドア?がありました。

宮崎港は神戸とは違いこじんまりとした待合所です。


下船後の宮崎観光
今回はお昼の便で帰ることにしていたので、宮崎観光はなし。
ただ、前回おいしさに感動した宮崎県のローカルお菓子「チーズ饅頭」を買いに【チーズ饅頭 の わらべ】に行きたかったのですが、定休日でした。次回こそは店舗で買いたいです。
ちなみに、「チーズ饅頭」とはアーモンドプードルを使用したさっくりとした生地でクリームチーズを包んだ洋風のおまんじゅうといったところです。
皮が香ばしくてコーヒーにもお茶にも合う万能お菓子です。


最後は宮崎空港の【夢かぐら】にてチキン南蛮定食とクラフトビールを堪能して帰りました。

キャベツ用のこちらの日向夏ドレッシングが非常に美味しかったです。
まとめ

乗船時間が約13時間半ということで、食事+お風呂+睡眠を取るとあっという間で、かなり短い時間に感じました。
乗り物好きは船内を色々動き回って写真を撮りたいので、本当に時間が足りません(笑)
デッキで景色を眺めたり、お酒を飲んだり、食事をしたり。お部屋でいつもより長い時間寝るのも船旅ならではののんびりとした過ごし方でリフレッシュできると思います。
毎回書いていますが、私が思う船旅の良い点は
・寝ている間に移動できる
・船内を自由に動き回ることができる
この2点が最たるものなので、これから乗る方は思う存分楽しんでいただけたら船好きとしては嬉しい限りです。
次回は宮崎観光と含めてまた乗船したいと思います。
それではみなさんも良い旅を!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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