こんにちは、砂糖醤油です。
2024年5月に初めて訪れた黒島。とてもとても美しい島でした。
台湾へのマイル旅のおまけで発券した【羽田ー石垣】をどう活用していたか悩んでいたところ、なんとなく八重山諸島巡りをここ数年で進めていたので、今回は「黒島」に決めました。
というのも、SNSで「黒島の海がダントツにきれい!」という記述をたびたび目にしており、ずっと前から気になっていたからです。
前評判に違わず、天気にも恵まれきれいな海を満喫することができました。
黒島基本データ
黒島の住所は沖縄県八重山郡竹富町黒島。
竹富町は八重山諸島に属する複数の島から構成されている自治体です。
- 人口 約220人(2024年5月現在)
- 面積10.02 ㎢
- 周囲 14.1 ㎞
- 標高15m
人より牛の数のほうが多いことで有名な八重山諸島に位置する「黒島」はハートの形をしているため、ハートアイランドとも呼ばれています。
私が訪れた日の人口は221人。牛の数はなんと2,800頭!
10倍以上の牛が暮らすのどかな島です。
黒島へのアクセス
東京に住む方は、
羽田ー那覇ー石垣島ー黒島
というルートが一般的かと思います。
可能であれば羽田から石垣島までの直行便が楽なのですが、「羽田ー石垣」は修行僧に人気の路線なこともあり値段もとても高いので、那覇乗り換えがリーズナブルで良いかと思います。
羽田ー石垣島
まずは石垣島へ向かいます。
羽田から那覇へ。
この日は富士山がよく見えました。
少し前に噂になっていた「ブエナチキン」の冷凍自販機を那覇空港で発見。
まだ一回もお店に行けていないので、早めにいきたいところです。
石垣島上陸
機材遅れなどもあり、やっとのことで石垣空港に到着。
乗りたかった空港バスに乗れず、一本待つことに。
以前来たときはまだコロナの影響も残る時期だったので、国際線は飛んでおらず閑散としていましたがいつのまにかファミリーマートもできていました。
到着も遅く寝るだけだったのでドミトリーに。
新しいゲストハウスだったようで、清潔だったのですが、新しいからこその物足りなさというか、ここにちょっとした棚が欲しいとか、鏡がここにあれば、とかそういうのが見受けられました。
これから工夫して成長していく宿かなという印象でした。
自転車の方が多いなと思っていたら、どうやら石垣島トライアスロンの開催週だったよう。
自転車を抱えて全国移動するのは大変ですが、石垣のきれいな海で泳げるのは気持ちが良さそうですよね。
私も旅ランしたいなと思いつつ、そのまま数年経とうとしています・・・
石垣島ー黒島
八重山諸島への黒島へは石垣島の離島ターミナルからアクセスします。
離島ターミナルは八重山諸島の各島への玄関口となっており、各島へのアイランドホッピングを楽しむ場合も基本的にはこの離島ターミナルを起点に動くことになります。
黒島へは八重山観光フェリーと安栄観光の2社が船を運航しています。
基本的に八重山諸島の島はこのどちらかの会社の船で行くことができますが、波照間島は安栄観光のみなので、注意です。
両社同じような時間で運航しているので、都合のいい時間の船を選べばいいと思いますが、往復割引があるので往路と復路は同じ会社のほうが少しお得です。
結構色々な種類の船があるようで、窓でがっちり囲われた高速船のときもあれば、かなり小ぶりでデッキで風を受けながら過ごせそうな船など配船は乗るときまでのお楽しみです。
(問い合わせたら教えてもらえるんでしょうか???)
30分ほどで黒島に到着しました。
海もよく、全然揺れずに快適に過ごすことができました。
なお、船内は飲食禁止です。
黒島上陸
宿から自転車で散策
宿の方に迎えに来てもらい、荷物を置いて自転車で繰り出します。
黒島は平らなので、普通の自転車で十分に回ることができました。
到着日の土曜日。とにかくいい天気でした。
小さい島ですが、結構な直線道路です。
早速牛を発見しました。
「うんどうや」
ランチでアーサそばを食べることを楽しみにしていたのですが、あいにくの臨時休業でした。
次回に持ち越しです!
黒島灯台。こじんまりとした灯台です。
雑草がかなりワイルドでした。
移動するたびに現れる牛、牧場。
こんなきれいな状態のハイビスカスは久しぶりに見たかもしれません。
こういう木のトンネルの奥にはたいてい絶景が広がっています。
以前波照間島を自転車で回った時も思ったんですが、沖縄の離島って結構北海道感あるんですよね。
黒島ビジターセンターの奥のビーチ。
地名でいうと「プズマリ」あたりでしょうか。
いい感じの場所にベンチを見つけたので、ここでやっと朝ごはん。
ポーたま、つい買ってしまいます。
しそ昆布はスパムとも卵とも相性良くてお気に入りです。
のんびり朝ごはんを食べていたところ、ひとり旅の女性がやってきました。
少しお話したところ、日帰りでシュノーケルをしにきたとのこと。
あいにくこの時間帯は引き潮で潜るのは難しそうでした。
海目当ての方は潮の満ち引きに特に注意したほうがよさそうです。
ポーたまを食べ終え、ビジターセンターを見学してきました。
ビジターセンターは無料で見学できます。
冷房も効いていたので、休憩がてら見学するといいと思います。
黒島研究所
黒島研究所。
入館料は500円。
かなり見ごたえがありました。
最初に載せた人口と牛の数の掲示もここで見つけたものです。
現代の黒島の生活についてはもちろん、黒島の歴史や島民の生活についての展示もあり、黒島に来る方は絶対訪れてほしい施設の一つです。
展示の中で気になったことメモ
- 島に住む成人は独身でもPTA準会員となり会費が徴収される
- 多くの住民は生協を利用
- 黒島に警察はいない
- 1950年から医介輔が医療を担っていた
- 黒島に限らず沖縄でクジャクが野生化している
- 黒島が登場するもっとも古い記録は1477年
- キツネウオという魚が「高校生」という名前で呼ばれている
ね?気になることばかりでしたよね?(笑)
ぜひ黒島研究所は観光ルートに組み込んでくださいね。
1ドル360円。この時代じゃなくて本当によかった・・・(笑)
カメやサメも育てているらしく、気持ちよさそうに泳いでいました。
黒島展望台
展望台、というほど高くもないのですが、小学校の近くに小高い建物があります。
階段を上っていくと・・・
なかなかの絶景!
高い建物がないのが本当に気持ちがいいです。
海岸線よりもかなり奥にあるので、海は少ししか見えませんでした。
八重山諸島制覇はいつになるかな。
それにしても、島のいたるところに牛がいます。
島の唯一の商店「たま商店」
島の唯一の商店ということで、食料品から畑で使うようなアイテムまでいろいろと揃っていました。
もちろん離島価格ということで数十円は高いかなという印象でしたが、とはいえべらぼうに高いわけでもありませんでした。
伊古桟橋(1回目)
この海が木々の間から見える感じがいいんですよね。
一度目に来た時はちょうど干潮にあたってしまったようで、景色がいまいち。
海はもちろんきれいだけど、ガイドブックなどで見るあの景色とはちょっと違うぞ!となりました。
島内1周はあっという間なので、また時間を改めることにしました。
島のカフェ「Heart Land」で一休み
どうみてもここは黒島名物「牛祭り」の会場だろう、という場所が港の近くにありました。
そしてやってきたのが、「Heart Land」
離島にしては珍しく、朝8時くらいから夜8時くらいまで毎日営業している貴重なお食事スポットです。
インテリアも可愛かったです。
看板猫がスヤスヤと気持ちよさそうに寝ていました。
お腹が減っていれば、黒島牛の牛丼を食べたかった・・・!
おすすめメニューの「アイスクリームの天ぷら」でひと休み。
天ぷらと書いてあったので、小麦粉の衣の天ぷらを想像していましたが、食パンにアイスクリームを挟んで揚げたものでした。
かなりボリューム満点でこれはこれで美味しかったです。
一人だとちょっと多いので、2名でシェアがちょうどいいかもしれません。
黒島港
港なのにこんなにきれいなんてさすがです。
ぼーっと海を眺めていたら船がやってきました。
時間帯のせいなのか、乗客数によるのかわかりませんが、船の種類が様々なのが気になりました。
この便の船はフォークリフトとコンテナも積んでいて、着岸したらそのフォークリフトでコンテナを運んでいました。
一日何便もあるので、黒島自体は小さい島ですが割と生活しやすいのかもなと感じました。
西の浜あたり
太陽の角度とか時間とかがちょうどよかったせいか、とにかく海がきれいにみえました。
いい色です。
伊古桟橋(2回目)
ここからは時間を改めて午後4時ごろに訪れた時の海。
超絶景です!
潮の満ち引きでこんなに変わるんですね。
滞在時間が短いと調整が難しいこともありますが、沖縄のきれいな海が目当てなら時間の許す限り満潮時を狙ってビーチに行こうと学びました。
宿に帰る道
海底ケーブルで水を引いていると書いてあったので、それかな?
牛も多かったのですが、ヤギも至る所で見ました。
木と木の間にロープを渡し、そのロープに首輪を通してある程度自由に歩けるようにされているヤギが多かったです。
子ヤギもいて可愛かったです。
一日中自転車でめぐっていたので、すっかり汗まみれ。
シャワーを浴びに宿に戻ります。
仲本海岸で夕日
黒島の南西に位置する仲本海岸は夕日の名所です。
宿からも歩けたので、夕ご飯前に行ってきました。
絶景ですね。
天気にも恵まれました。
私以外にも何人も見に来ていました。
もう少しギリギリまで見ていたかったのですが、あっという間に夕食の時間が迫ってきたので、急いで宿に戻ります。
宿に戻り、おいしい夕ご飯と「ゆんたく」を楽しみ、早めに就寝。
島滞在中ならではの健康的な生活です。
翌日は早起きし、サイクリングでまた絶景に出会えたので次回に続きます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは、みなさんも良い旅を!
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