
2020年〜は新造船就航ラッシュ!
従来とは船旅のスタイルも変わりました。
旅の選択肢に船旅を入れないなんてもったいないですよ!!
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島国「日本」
実は日本の船は、みなさんが想像する以上に“種類が豊富”なんです!
「とにかく安く行きたい」「ゆったり移動したい」「夜行で移動を済ませたい」「ちょっとした非日常を味わいたい」など、目的によって選ぶ船や等級が大きく変わります。
船旅に興味があるけれど・・・
- どの船がどんなサービスなのか分からない
- 部屋タイプや寝台等級が多すぎる
- 本当に乗って大丈夫な船か判断できない
- 航路ごとに情報がバラバラで比較できない
こんな疑問を持つ方も多いと思います。
そこでこのページでは、このページでは、私が実際に乗ってきた国内フェリー・客船を“航路別”に整理し、それぞれの特徴やおすすめポイントをまとめました。
客室のタイプ、乗り心地、船内設備、コスパなどもリアルに比較できるので、あなたにぴったりの船旅がすぐに見つかります。
初めての方は「等級の比較」から読むと全体像がつかみやすく、具体的な乗船記を見たい人は「航路別レビュー」からどうぞ。
まずは結論|目的別おすすめフェリー早見表
| 目的 | ベストな選択肢 |
|---|---|
| とにかく安く移動したい | 2等(大部屋) |
| コスパよく快適に | シングル(個室 or 小部屋) |
| 確実にぐっすり寝たい | 個室(スーペリア・デラックス) |
| 子連れで安心 | 和室・和洋室 |
| 少し贅沢に旅したい | スイート・特等 |
「自分に合う客室がわからない」という方は、次の比較ブロックで詳しく違いを説明します。
客室タイプで選ぶ
船ごとに呼び名は異なりますが、ざっくり客室タイプを分けると6種類くらいになると思います。
- 2等(大部屋)
- 2等寝台・ツーリストベッド(簡易ベッドタイプ)
- S寝台(カプセルタイプ)
- リクライニング席(座席タイプ)
- 1等室(個室 or 半個室)
- 特等室(スイート / デラックス)
客室タイプごとに特徴やどんな方がおすすめかをご紹介します。
2等(大部屋)
昔ながらの「船旅」らしさをもっとも感じられる、雑魚寝スタイルの客室です。
夜行船の場合は、一人ひとりの区画が軽く仕切られており、簡易寝具が用意されている船もあります。
女性専用エリアを用意している船がほとんどで、女性一人旅でも安心です。
■ 夜行便の特徴
- 1人ずつスペースが区切られていることが多い
- 寝具つきの船もあり、意外と快適(でも生地は薄い)。
- ただし、相部屋なので当たり外れはある(いびき・話し声など)
■ 日中便の特徴
- 区画がなく、早い者勝ちで場所を確保するスタイルが多い
- 横になって休めるため、コスパが良い。
- 多くの方は動画を見たり、ゲームをしたり、寝たりとリラックスして過ごしています。
■ 向いている旅のタイプ
- とにかく安く移動したい
- カジュアルな旅が好き
- 多少の雑音が気にならない
- どこでも寝ることが出来る
■ メリット
- 圧倒的に格安
- 気軽に使える
- ギリギリでも予約が埋まりにくい
■ デメリット
- プライバシーは低め
- 荷物管理は慎重に
- 1人ずつのコンセントが無いことが多い
👉 詳細レビューはこちら
2等寝台・ツーリストベッド(簡易ベッドタイプ)
雑魚寝ではなく、ベッドが一段ずつ並んだ「簡易寝台タイプ」。
プライバシーは2等大部屋より高く、価格と快適さのバランスが良い客室です。
夜行便の特徴
- カーテンで仕切られ、最低限のプライバシーあり
- マットレスがあるため寝心地が安定
- 大部屋に比べ静かで、荷物管理もしやすい
■ 日中便の特徴
- 横になれるため疲れにくい
- 周囲の人との距離が比較的保たれる
■ 向いている旅のタイプ
- できるだけ安く快適に過ごしたい
- 一人旅でも安心して寝たい
- 大部屋はちょっと不安な人
■ メリット
- 大部屋より静かで寝やすい
- コスパが非常に良い
■ デメリット
- 仕切りはカーテンのみで完全個室ではない
- 船によって設備差が大きい
- 起き上がると高さが気になる場合も
👉 さんふらわあ<ふらの>のコンフォートなどが該当します。
S寝台(カプセルタイプ)
個人スペースがしっかり区切られた“船版カプセルホテル”。
プライバシーとコスパのバランスが良く、一人旅に人気です。
■ 夜行便の特徴
- 周囲が壁で囲まれており、睡眠の質が高い
- ベッド・照明・コンセント完備が一般的
- 音は多少聞こえるが、大部屋より圧倒的に快適
■ 日中便の特徴
- 半個室として休める
- デスクもあるのでPC作業も快適
■ 向いている旅のタイプ
- 一人旅
- コスパ重視だけど大部屋は不安
- 静かに過ごしたい
■ メリット
- カプセルホテル並みに快適
- プライバシーが確保されやすい
■ デメリット
- スペースは必要最低限
- 密閉空間が苦手な人には不向き
- 窓がない場合が多い
- 船内の内側に配置されていることが多いので、電波が届かないことも多い
👉 詳細レビューはこちら
リクライニング席(座席タイプ)
飛行機のエコノミー席に近いスタイル。
横になれない代わりに料金が安く、短時間航路向けです。
新造船ではあまり見ません。
■ 夜行便の特徴
- 基本的に真横になれない
- 静かな環境だが体は疲れやすい
■ 日中便の特徴
- コスパが非常に良い
- 景色を眺めながら移動する人に人気
■ 向いている旅のタイプ
- とにかく安く移動したい
- 日中の短距離航路
■ メリット
- 船の中で最安クラス。もしくは2等(大部屋)と同等。
- 気軽に使える
■ デメリット
- 夜行だとかなり疲れる
- プライバシーはほぼ無し
👉 乗船記はありませんが、夜行便のリクライニング席(座席タイプ)では東海汽船のさるびあ丸と橘丸に2等椅子席があります。

1等室(個室 or 半個室)
1〜2名で使える「半個室〜個室」が中心のグレード。
ホテルの簡易版のようなプライベート空間で、夜行船との相性が抜群です。
■ 夜行便の特徴
- ベッド・枕・布団がきちんと用意されていて快適
- カードキーの船も多く、セキュリティ面も安心
- 外の音がかなり軽減される
■ 日中便の特徴
- 荷物を置いたまま移動できる
- 個室で仕事をしたり休んだりしやすい
■ 向いている旅のタイプ
- 一人旅でもしっかり寝たい
- カップル・夫婦旅
- 荷物が多い・カメラ機材がある
■ メリット
- 完全プライベート空間
- ぐっすり眠れる
- 防音性が大部屋より圧倒的に高い
■ デメリット
- 運賃は少し高くなる
- 船によっては部屋数が少なく予約が取りづらい
👉 詳細レビューはこちら
特等室(スイート / デラックス)
船の最上級グレード。
ホテルの客室に近い設備で、家族旅行・記念旅行とも相性抜群です。
■ 夜行便の特徴
- 専用バス・シャワー付きの船も多い
- ベッドの質が最も良い
- とにかく静かで贅沢な空間
■ 日中便の特徴
- 展望の良い部屋になることが多い
- 船旅そのものを“体験”として楽しめる
■ 向いている旅のタイプ
- カップル・家族旅行
- 船旅そのものを楽しみたい
- 長距離航路の利用者
■ メリット
- 完全個室+高級感のある設備
- 荷物・休憩・仮眠など全てがストレスフリー
■ デメリット
- 運賃は高め
- 船によっては予約競争が激しい
👉 まだ未体験なのですが、私が乗りたい船はこちら
航路別で選ぶ|人気ルートまとめ
船会社で選ぶ
※工事中※
新造船・リニューアル船まとめ
ここ数年は新造船ラッシュ!
全国各地の船がリニューアルされ、新造船が次々と誕生しています。
- さんふらわあ <かむい/ぴりか>(2025年就航)

- 津軽海峡フェリー<ブルーグレイス>(2025年就航)
- 新日本海フェリー<けやき>(2025年就航)

- 新日本海フェリー<はまなす>(2026年就航予定!)

フェリー初心者向けガイド
揺れやすい航路・揺れにくい航路
■揺れやすい航路
- 離島航路など外洋にでる航路
- 冬場
■揺れにくい航路
- 瀬戸内航路(ジャンボフェリー、さんふらわあ大阪↔️別府等)
船旅が初めての方は、冬以外を選んだり、瀬戸内海を通る航路を選ぶといいでしょう。
チェックイン方法
予約方法によって変わってくることが多いです。
■ネット予約:当日そのまま乗り場に行けばOKのことが多い。
■電話予約:窓口での発券が必要。
各船会社のHPに何分前に乗船手続きをするかがたいてい書いてありますので、事前にチェックしましょう。
船酔いしない方法は?
私の場合は、乗船前の「カフェインと乳製品を控える」です。
経験上、カフェインの摂りすぎは乗り物酔いを引き起こすと思っています。
しかし、コーラ(炭酸水+カフェイン)と書いているサイトもちらほらあるので実際どうなんでしょう・・
また、上陸困難の島としてその名を知られる青ヶ島の方は「空腹を避ける」とおっしゃってました。
体調を整えるのは大前提として、手っ取り早く確実なのは「酔い止めを飲む」ことです。
船好きの間ではお馴染みの酔い止め「アネロン」がおすすめです。
【第(2)類医薬品】アネロン ニスキャップ(10カプセル×3セット)【アネロン】乗船〜下船の流れ
■徒歩乗船(車やバイクなし)の場合
乗船時:待合所内で待機。→乗船開始のアナウンス→乗船口から乗船
下船時:船内待機→下船
車の場合は徒歩の場合とまた流れが変わりますので、アナウンスに注意です。
荷物の置き場所
■個室の場合:各個室内に置くのが安心。
■相部屋/自由席の場合:船内に荷物置き場が設置されているので、そちらに置く。
ワイヤーロックが付いていることもあるが、基本的に貴重品管理は自身で行う。
■ロッカー:常温、冷蔵、貴重品用。船による。
■その他:サーフボードや自転車の専用置き場を用意してある船もあります。
船内設備(大浴場・売店・WiFi・電源)
■大浴場:船によりさまざまです。
乗船時間が長い船は大浴場を備えていることが多いですが、短い場合はシャワールームのみ、という場合も多いです。
日中便の短距離の場合は基本的にありません。
■売店:売店もしくは自動販売機があります。
自動販売機はほぼ全ての船にあり、有人の売店は航路によります。
自動販売機等でグッズや食料を売っていることが多いです。
■Wi-Fi:航路により様々です。
最近はスターリンクを使える船も増えてきましたが、基本的に使えないと思っていたほうがいいと思います。
入出港の前後はスマホのキャリアも通じますが、陸地から離れてしまうと繋がりにくいです。
せっかくなので、デジタルデトックスを楽しむ時間とするほうがいいでしょう。
■電源:夜行船の上級席は各席・各部屋に電源があることがほとんどです。
日中の自由席などは大広間に数か所しかコンセントがないことも多いので、バッテリーやプラグを持っていくのがいいでしょう。
船内での過ごし方
本を読んだり、景色を見たり、食事をしたり、眠ったり。
みな思い思いに過ごしています。
困ったときのQ&A
WiFiはある?
各船により異なります。
詳しくは個別の乗船記でご確認ください。
基本的にはデジタルデトックスの時間とするのがおすすめです。
1人旅でも浮かない?
一人旅でも全く問題ありません。
もちろんグループや家族連れ等も見受けられますが、目的地から目的地に移動する人も地元っぽい非常に多いです。
また、カーフェリーですとトラックドライバーも多いです。
バイクツーリングの聖地、北海道に向かう航路は一人旅のライダーも多いです。
持ち込みはOK?
基本的にOKです。
売店がない場合もあるので、事前に購入するほうが安心だと思います。
お酒の取り扱いがない船もあるので、船内で乾杯したい人は持ち込みましょう。
食事ができるスペースが用意されている船がほとんどです。
船内レストランがある船もあるので、それぞれの航路ならではの食事を楽しむこともできます。
車は積めますか?
カーフェリーなら積めます。
予約や車検証が必要です。かならず利用条件を確認しましょう。
もちろん自転車もたいてい積めます。
航路別のフェリー乗船記一覧
料金は2025年12月時点のもので、最安値の目安としてください。
多くの船会社が燃油サーチャージを導入していますので、時期によって変動します。
最新の状況は必ず公式HPで確認ください。
北海道航路
【さんふらわあ<ふらの>】2024年9月コンフォート下段乗船記|寝ている間にあっという間に北海道!
- 料金:14,000円〜
- 運航本数: 1日1便
- 特徴: 乗船時間が長め/ 深夜便あり / 車両運搬OK
【シルバープリンセス】1等和室乗船記|写真で徹底レビュー。苫小牧〜八戸(2025)
- 料金:6,000円〜
- 運航本数: 1日4便
- 特徴: 乗船時間が短い/ 日中便・深夜便あり / 車両運搬OK
四国・本州航路
【ジャンボフェリー新船<あおい>】2025年1月自由席乗船記|高松〜神戸
- 料金: 2,500円〜(高松〜神戸)
- 運航本数: 1日4便
- 特徴: 乗船時間が短い/ 日中便 / 車両運搬OK
九州航路
【宮崎カーフェリー<フェリーたかちほ>】 神戸〜宮崎 2025年シングル乗船記
- 料金: 9,800円〜
- 運航本数: 1日1便
- 特徴: 乗船時間が短い/ 深夜便 / 車両運搬OK
離島航路
【ハートランドフェリー<ボレアース宗谷>】2022年6月乗船記|稚内〜利尻島
- 料金: 3,600円〜(稚内~利尻島)
- 運航本数: 1日2〜3便
- 特徴: 乗船時間が短い/ 日中便・深夜便あり / 車両運搬OK
【佐渡汽船カーフェリー<おけさ丸>】2024年3月2等乗船記|新潟港~両津港
- 料金: 2,900円〜
- 運航本数: 1日3〜6便
- 特徴: 乗船時間が短い/ 日中便・深夜便あり / 車両運搬OK
海外航路(撤退含む)
【クイーンビートル】2023年6月乗船記|船酔いナシ!博多から釜山まで快適船旅
- 料金: 16,000円〜
- 運航本数: 1日×便
- 特徴: 乗船時間が短い/ 日中便 / 車両運搬NG/ 国際航路
※クイーンビートルは2024年に撤退しています
日本のフェリー会社リンク集(都道府県別・主要離島航路含む)
日本全国の主要フェリー会社と中規模離島航路(車両航送可/旅客船/高速船/ジェットフォイルを含む)へのリンクを都道府県別にまとめています。
各路線の最新の時刻表・運賃は必ず公式サイトでご確認ください。
北海道
- ハートランドフェリー — https://heartlandferry.jp/
- 津軽海峡フェリー — http://www.tsugarukaikyo.co.jp/
- 新日本海フェリー — https://www.snf.jp/
- 青函フェリー — https://www.seikan-ferry.co.jp/
- シルバーフェリー https://www.silverferry.jp/
東北(青森中心)
- 青函フェリー(函館↔青森) — https://www.seikan-ferry.co.jp/
関東
- 東京湾フェリー(久里浜↔金谷) — https://www.tokyowanferry.com/
- 東海汽船(伊豆諸島) — https://www.tokaikisen.co.jp/
- 小笠原海運(小笠原諸島) — https://www.ogasawarakaiun.co.jp/
中部
- 佐渡汽船(新潟↔佐渡) — https://www.sadokisen.co.jp/
- 新日本海フェリー — https://www.snf.jp/
- 粟島汽船 https://awashimakisen.co.jp/
近畿
- 阪九フェリー(関西↔北九州) — https://www.han9f.co.jp/
- 名門大洋フェリー(大阪↔新門司) — https://www.cityline.co.jp/
- ジャンボフェリー(神戸↔高松) — https://ferry.co.jp/
- オレンジフェリー(東予↔大阪) — https://www.orange-ferry.co.jp/
中国・四国
- 宮島松大汽船(宮島) — https://miyajima-matsudai.co.jp/
- 小豆島航路(複数事業者) — (小豆島観光協会 https://shodoshima.or.jp/access/ 等参照)
九州
- 商船三井さんふらわあ(大阪↔別府 他) — https://www.ferry-sunflower.co.jp/
- 宮崎カーフェリー(宮崎↔神戸) — https://www.miyazakicarferry.com/
- 各離島航路(壱岐・対馬・五島列島 等):県庁・運輸局案内参照
沖縄
- 石垣・八重山航路(八重山観光フェリー等) — 主に
八重山観光フェリー — https://yaeyama.co.jp/operation.html
安栄観光 — https://aneikankou.co.jp
- 那覇〜慶良間・本島近海(各高速船) — 沖縄観光サイト参照
- ケラマ諸島観光案内所 — https://www.kerama-islands.com/access/
お役立ちリンク
日本長距離フェリー協会のまとめサイト。航路がひと目でわかります。

神戸から出ているフェリーが一目でわかる便利なサイト。
運航状況もさくっとわかります。
北海道行きのフェリーが一目でわかる便利なサイト。
次はどんな行程にしようかなと見ているだけでワクワクします。
旅行に役立つツール
【楽天プレミアムカード】プライオリティ・パスを低コストで入手






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